またまた、ヤギのお引っ越し

オスヤギのOPERAにとっては、四ヶ所目。
ここに来て二年なので、およそ半年に一回、引越しをさせられていることになる。
少々、気の毒にも思うが、まあ、引越しのたびに広くなるわけなので、許してもらいたい。

オスヤギのOPERAにプラスして、メスヤギのフーちゃん、そして、三匹の子ヤギたちと増えてくると、ヤギの制御が大変である。
現在、僕が住む小屋と、建設中のログガレージの中間あたりにあり、人の居住区の中に、ヤギの寝床と餌場が存在するような形になっている。
これだと、ヤギをきっちりと繋いでおかないといけない。

たまにロープを離してやるとどうなるかというと、まず、屋外キッチンのある場所に侵入して、そこにある残飯や、置いてある野菜や果物を食べてしまう。
さらに、ログガレージの中に入り、新聞紙だとか、説明書だとかを平らげ、薪棚に体を擦り付けて倒してしまう。今まで、何度、積み直したかわからない。
そんなわけで、いろんなものが増えてきて、ヤギの被害を防いでいくのが大変になってきたのである。

そこで、居住区から、離れたところにヤギの園を作ることにした。
うちの山の真ん中に、部落の田んぼ用の池があり、その土手に草がたくさん生えているので、その場所を、メインのお食事処とするために、池の土手から、居住区の反対、西側をヤギの園にした。

池から東側へのアクセスには、短い橋を渡る必要があるので、その橋に門を取り付け、門の周辺から東側一帯を、電気柵とナイロンのフェンスで囲った。
これで、なんとか、居住区の方へは勝手に来ないでもらえることを願う。

その代わり、ヤギたちは、つながれることから解放されて、自由に草を食べられるし、好きな場所で寝られるし、広大な場所のどこにでも気兼ねなく行けるのである。
今まで、OPERA一匹だった時は、一人ではあまりも寂しくて僕のところに、なんとしてでも来ようと、柵を作っても乗り越えて、電気柵も潜り抜けて来てしまっていたが、きっと、家族がいればそこに止まってくれるだろうと期待している。

-ANIMAL:動物, MARK'S LIFE:日常