愛媛に来て、初自作ピザ

「うまい、ピッツァが食いてー!」

そう思うことがしばしばあったが、なかなか、うまいピッツァに巡り会えなかった。
南新宿のローマピッツァの店【ピッツェリア・ロマーナ・イル・ペンティート】が恋しい・・・

食べログで、久々に見てみたら、どうやらミシュラン取ったようで、さらに、ここ何年かは、食べログのピッツァ部門でも選ばれているみたいで、予約必須になってた。
僕が言っていたあの頃は、味はいいけど、お店のおばちゃんが・・・とか、コメントに書かれていて、クセのある店で、決して、満席で入れないと言う状態ではなかったのに、やっぱり、うまい店はこうなってしまうものなのね。

昔、スタッフの誕生日祝いで近所のフレンチレストラン【NARISAWA】へ行ったのだが、そことき、24歳だったスタッフがのちに語ったのが、「あの時、あんなに美味しいワインを飲んだせいで、その後、どんなワインを飲んでも美味しく感じられない。Markさんのせいですよ」と言っていたことがあったが、ピッツァに関しても同じことが言える。

正直、イル・ペンティートのピッツァの味を覚えている間は、どんなピッツァもいまだに美味しく感じられない。
結局、パンと一緒で、自分で作るしかない!と、なってしまった。

ちなみに、パンも、僕の大好きな【ドラゴーネ】のパンを、どこのパン屋も超えられない。(もちろん、僕の味覚基準でと言う意味)
結局、自分で作った。
他の人に食べてもらっても、絶品!と言われ、同じように自分の家で作り始めている人も多い。
ホームベーカリーで作ってるだけだけど、材料をちゃんと良いものを揃えれば美味しくなるのである。

ってことで、ピッツァも作ってみることにした。
なんせ初めてなので、まずは、生地作りからやってみる。
材料は、小麦粉(薄力粉・強力粉)、塩、オリーブオイル、酵母である。

酵母は、一般的に、パンと同じようにイーストを使うが、イーストは臭いので却下。
いつもの、【ホシノ天然酵母】を使用する。
小麦粉は、もちろん国産。強力粉に至っては、いつもパンで使っている愛媛県産だ。
オリーブオイルと塩も、いつものこだわりのものを使う。
こねるのは、ホームペーカリーの『ピザ生地モード』にお任せ。

パスタソースも、当然自分で作るが、今の時期、フレッシュトマトも、フレッシュニンニクもないので、トマト缶と凍らせてあるニンニク、そして、こっちはいつも乾燥している唐辛子を使う。
チーズは、今回は、そこらへんで売っていたシュレッドチーズだが、次回は、やっぱりモッツァレラにしたい。

まずは試しに作ってみる。
生地を薄く伸ばして、よく見るピッツァの形にする。
周辺を少しこんもりさせて、パスタソースを塗って、バジルもないので、終わりかけで倒れかかっているルッコラの葉をちょん切ってきて乗せ、チーズを振りまいて、オーブンで焼いてみる。

と、生地がパリッと焦げない。
生地が焼けるより先に、チーズがドロドロに溶けてしまった。
これは、はっきり言って失敗である。

オーブンを限界温度の320℃で余熱して、同じく320℃で焼いたが、やっぱり温度が低すぎるんだな。
二枚目は、フライパンで焼いてみた。
まず初めに生地を焼いて、生地が程々に焼けたところで、パスタソースを塗って、具とチーズを乗せて焼いてみた。
それでも、やっぱり、パリッと満足にはいかなかった。

やはり、やはり、

釜が必要なんだー!

ってことが分かった。

寒い時期の、濡れた土いじりはとても出来ないが、これからの時期であれば、逆に気持ちがいい。
ログガレージはもちろん、現在、Newヤギ小屋建設を進めている。
それが終われば、いよいよ、ピザ釜の制作に着工できるぞ。

-COOK:料理, MARK'S LIFE:日常