今度は、十羽だ!

今日は、たまごやさんのところへ行ってきた。
以前にも記事に書いた、めちゃめちゃうまいたまごやさん、というか、養鶏場だ。
前回、訪問した時には、卵を産まなくなった鶏を三羽いただいてきたのだが、今回は、うまい卵の育て方を根掘り葉掘り聞いて、それを、動画にして公開しちゃおうという魂胆で、カメラ持参で行ってきた。

もちろん、隠しカメラとかではなく、真っ向からノウハウや取り組みを聞いて、許可を取った上での撮影と公開である。
これは、こうした安全でおいしいたまごの生産の仕方というか、まともな鶏の飼い方を広めたいという思いから、動画撮影と公開を許可していただいたのだ。

動画の方は、まだ少し先になるので、それはそれで、お待ちいただくとして、今回は、卵を産まなくなった鶏を十羽いただいてきた。
卵を産まなくなったと言っても、まだまだ、何羽かは現役で産むので、生みたて卵をいただきながら、お肉が欲しくなったら、卵を産まなそうな鶏から頂いていくのである。

前回、頂いてきた三羽は、すでに胃袋の中に収まった。
三歳にもなる鶏なので、肉は固い。
ちなみに、世の中に出回っているブロイラーというのは、食肉専用に改良された鶏で、成長促進剤を大量に食べさせて、生後58日で出荷される。
生まれてから、たった二ヶ月である。
三歳でも早いと思うが、みなさんが食べている鶏は、生後たったの二ヶ月で殺されている鶏たちなのである。

今、ネットフリックスで、『偽りのサスティナブル漁業』という番組を見ていたのだが、世界中の魚の量が激減していて、その原因が、乱獲だけではないということが言われていた。
海を漂うプラスチックゴミが問題視されているが、プラスチックストローなどは、全体の0.03%に過ぎず、全体の50%近くを漁具が占めているらしい。
さらに、魚を捕る際、目的の魚以外のサメやカメなどが網にかかってしまい、生態系にかなりの影響を与えているとのことだった。

そうした問題の解決には、結局、消費者が魚を買うのをやめていくしか方法はない。
肉に関しても、薬漬けにされてすぐに殺される動物を減らすには、肉を買うのを減らすしかない。
大量生産の農業によって、農薬や化学肥料が使われ、耕されることによって、地球が砂漠化しているが、これを止めるのには、そうした大量生産された野菜を買うのをやめていくしかないのである。

そう言うと、「現実には無理だろ」と言われそうだが、大体、肉や魚など食べなくてもいいし、穀物と野菜で十分生きていける。
栄養素が云々言う人がいるが、実際、生きていくには、特に必要ではないのだ。
かと言って、肉や魚を食べてはいけないと言うわけではない。
体のためとか言いながら、毎日食べる必要はないと言いたいだけである。
肉や魚は、楽しみで、本当にうまいものをたまに食べるのがいいのではないだろうか?

都市部に密集せずに、地方に分散すれば、自分たちが食べる野菜くらいは庭で作ることは可能だ。
昔のように、庭で、ヤギと鶏と犬を飼い、乳を絞って飲み、卵をもらい、たまに、鶏を絞めて、お肉をいただくと言う生活をすれば、本当に、サスティナブルLIFEになる。

さらに、原子力発電に反対しながら、家でIHを使う人々が偽善者に見えるが、夜に、電気を使い過ぎないように、さっさと寝て、夜が開ける前に起きればいい。
ただ、それだけでも、いいと僕は思うのだ。
僕自身は、風呂は薪で焚いているが、深夜電気温水器だってあるし、電化製品は、もちろん揃っている。

それでも、電気がなくなってもあまり困らないし、ガスが切れても、風呂にも入れるし、薪で料理も可能だし、水も出る。
夏に電気が止まり、冷蔵庫が使えなくなったら、地面に穴を掘って貯蔵するってこともできる。
野菜は生えてくるし、ヤギや鶏はそこらへんの草を食べていれば、乳も卵も、お肉も食べられる。

そんな生活を勧めるわけではないが、そんな生活もいいよってことは言いたい。
と言うことで、鶏たちの卵もお肉も楽しみである。

ちなみに、前回の三羽の鶏は、カレーで煮込んだり、スープにしたり、焼いてみたりしたのだが、焼きが一番うまかった。
ブロイラーよりも固いが、逆に、味が濃厚で、噛むことで、ドンドン旨味が滲み出てきた。
今回も、また、うまい食べ方を追求してみたい。

-ANIMAL:動物, MARK'S LIFE:日常