6mmのワイヤーで、ヤギを繋いでいるのだが、ある時、そのワイヤーがボロボロになっていた。
繋いでいたロープが絡まり、動けなくなったようで、ロープの方ではなく、首元に近いワイヤーをガジガジと噛み切ろうとしていたのようなのである。
ボロボロにはなっていたが、切れてはいなかったので、そのまま使っていたのだが、それからしばらくした朝に、ヤギ小屋へ行くと、ボロボロになっていたワイヤーが切断されていた。
ワイヤーの太さは6mm、この太さを噛み切るというのは尋常ではない。
犬でさえ、6mmのワイヤーを噛み切れるとは思わないのに、ヤギが切ってしまうというのは、よっぽどの時間を要したことは、想像に難くない。
これを噛み切ったことで、歯がボロボロになっていなければいいのだが。