今年の初め、ヒラタケの原木?をもらった。
で、そいつからニョキニョキとヒラタケが顔を出し始めた。
ってことで、
ヒラタケ初収穫!
ヒラタケって、あんまりスーパーで買うキノコリストに登場しない。
キノコといえば、しいたけ、しめじ、えのき、舞茸、エリンギと、この辺りだろう。
なので、ヒラタケって、あんまり食べたことがないかもしれない。
もしかしたら、まったく食べたことがないかもしれない。
そのくらい知らないキノコなので、比較のしようがないんだけど、それでも、オリーブオイルでチャチャっと炒めて食べてみると・・・
うまい!
キノコらしい、芳醇な味わい。
スーパーで売っているキノコ類の味を思い出してみても、それらと比べても、やっぱりうまい。
売っているキノコで、ここまで、しっかりとキノコの味がするものって、食べたことがないかもしれない。
あぁ、もちろん、松茸は別物として。
山に来て、原木しいたけをもらって食べた時の感動を思い出した。
今までのしいたけが、味のしないハンペンに思えるほど、原木しいたけが、深い味わいと強烈なうまみのある本物のしいたけであることを感じさせてくれたのだ。
今回のヒラタケは、その時の感動ほどのインパクトはないものの、どう考えても、スーパーに並んでいるキノコたちとは大違いであることはわかる。
逆に、なんで、スーパーに並んでいるキノコは、美味しくないのか?
と、疑問に思う。
まず一つは、大量生産で作られている点。
そして、もう一つは、収穫から店頭に並ぶまでの時間だ。
大量に作られるキノコたちは、たぶん、自然の中で栽培はされていない。
クローズされた空間で、最適な温度と湿度、光量など、栽培に適した環境下で育てられて、キノコがニョキニョキしてくるのだと思う。
それに比べて、山の中におかれているキノコ菌たちは、一定ではない自然の光、寒くなったり暑くなったりをランダムに繰り返す気候、時に吹き飛ばされそうなほどに吹く風、虫や木の葉が舞い降りてきたり、山からは、養分の染み込んだ水が流れたり、チリやホコリを含んだ雨が降り注いだりしている。
そうした、決して生育に適しているとはいえないような環境の中で、
「いまだー!」
って具合に、ニョキニョキと生えてくる。
人間も、動物も、植物も、そして、キノコも、一定の環境下で、そろった条件のもとに育つより、予想外の状況下で、多少、過酷な環境に晒されながら育つ方が、きっと、
美味しくなる!
のでは、ないだろうか?
食肉に関しても、飼育されたものよりも天然動物の方が旨味は強いし、魚だって、養殖より天然の方が身の締まりがいい。
人間も、ヌクヌクとした環境で、何事もなく育った人と、困難な状況をかいくぐって生きてきた人間とでは、やはり、人間としての強さが違ってくるだろう。
大昔に書いたブログの記事を、つい先日目にして、我ながらなかなかいいことを書いていると思った言葉があったので、ここで改めてご紹介。
困難の無い人生は“無難”な人生、困難のある人生は“有難い”人生
【Markの成功法則くじ】にも、このフレーズと、もう二つ追加したので、ぜひ、見つけてみて。
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