ハンターFAN(犬)ついにハクビシンを仕留める

夏というのは、獣たちにとっては、食糧不足の季節らしい。
人にとっては、夏というのは、植物の成長が盛んで、夏野菜がワンサカ出来るというイメージがあるのだが、イノシシやハクビシンにとっては、どうやら違うようなのだ。

灼熱の真夏から、今度は、秋の長雨となり、雨の間は、餌を食べに出かけられないし、さらに、周辺にエサはない。
以前、行方不明になってしまった、メスヤギのCHARも、雨が二日間降り続いた後に行方不明になってしまったが、雨のせいで腹を空かせた獣に襲われてしまったと考えるのが妥当だろう。

そこで、獣たちはリスクを冒して、山を下って畑の作物を狙ったり、民家周辺のエサになるようなものを狙ったりしてくる。
僕が住む小屋の周辺でも、ハクビシンのフンがあったため、最近、近くへ来ていることは分かっていた。
ただ、成長途中の柿は、電気柵によって守られており、ハクビシンも手を出してこないため、ハクビシンの形跡が見られても放っておいた。

今朝、8時頃、動物の叫び声を聞いた。
そして、そのすぐ後に、FAN(犬)がハクビシンの子供を咥えていた。

「とうとう、仕留めたか。よくやった!」

冬の間は、地面近くに潜んでいる鳥を仕留めていたが、暖かくなり安全な木の上などに行ってしまったため、鳥は仕留めることができなくなっていた。
それ以外では、とっても役に立ってありがたいことだが、仕留めるものといえばモグラくらいであった。
しかし、ついに、ハクビシンを仕留めた。
とはいえ、朝8時に、ハクビシンが、開けた場所に出てくるということが不思議なのだが・・・

たぶん、FANに噛みつかれた際に、叫んだと思うのだが、それが小さい叫びだったし、一度だけだったため、きっと、すでに弱っていたのではないかと思う。
元気だったとしたら、もう少し抵抗しただろうから、もう少し、ギャー!とかキーッ!とか聞こえてもよかっただろう。

それでも、ようやく、ハクビシンを一頭仕留めたことは、褒めてやりたい。
ただ、普段、ハクビシンの活動は、真っ暗な夜中。
犬は、真っ暗な中では、目が見えないので、結局は、吠えて追い払うしか方法がない。
すると、うるさいばっかりなのだな。

-ANIMAL:動物, MARK'S LIFE:日常