東京を5日の夜にでて、沼津で一泊、合計9時間走って、とうとう愛媛の山に到着した。
街は、カラッと乾いていたのに、山に入っていくと道が濡れている。
やっぱり、山は雲が当たるから、雨が降りやすいのかなぁ?
山に続く道は、最後の民家を過ぎると、ほとんど、人が入っていかないので、道路に落ち葉が結構落ちている。
ホームセンターで、軽トラを借りて来た時には、難なく走った道なのに、自分の車に乗り換えて来ると、リアタイヤがズルズル滑って、あわや下に落っこちるんじゃないかとヒヤヒヤしながら走って来た。
4年前の東京での大雪の時を思い出す。
プラウド九段南を購入して、入居前のオリエンテーションで新宿に行った時のこと。
その日の天気予報では、雪とは言っていなかった。
雪だったら、当然車では出かけない。
オリエンテーションが終わり、ビルの上から外を見ると・・・
「大雪じゃん!」
会場にいたみんなが、大雪に目を奪われていた。
車で来ちゃっているので、車で帰らないといけない。
地下鉄だったら、雪にさほど影響されずに帰れたんだけどなぁ。
走り出してみると、広い道路は、多くの車が走っているだけあって、まあまあ走れたのだが、千駄ヶ谷あたりの交差点で赤信号。
「まずい、坂の途中じゃん」
案の定、そこから登れず。近くにいた警官に押してもらって、なんとか坂は脱出したが、しばらくして、雪の多い道で横滑りが始まり、ゆっくりとガードレールへ。
ハンドルもブレーキも何も効かない。
そのままガードレールにぶつかるかと思ったら、タイヤが雪を押しているので、雪が重なって、クッションになり、ガードレール手前で無事停車。
「ふぅ」
そこからは、走るのを諦め、JAFを待った。
そんな出来事思い出しながら、山道を登った。
ギアを一速に入れて、ゆっくりゆっくりと走って、落っこちずに到着。
ついに来た!山だ。
見える景色の中に人の影はない。
今のところ、動物の姿は見えないけど、いろんな鳥の鳴き声が聞こえる。
虫はたくさんいる。面白いほど、いろんな種類の虫たちが見える。
だけど、もっとも嫌な虫、「蚊」が見当たらない。
哺乳類がいないから、蚊も餌になる相手がいないので、生息しないのだろうか?
そんなこんなで、山暮らしスタートだ。
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