ポルシェに乗ってわかったこと

所有してからわかったこと、それは、ポルシェという車の凄さ。
自分が所有したことのある車としか厳密には判断することはできないので、難しいところだが、まず、明らかに素晴らしかったのが、地味だが収納の広さだ。

スポーツカーというものは、収納を犠牲にしてエンジンルームを広くしたり、スタイルのために収納や、強いては車内空間まで犠牲にするものである。
しかし、この車は違った。

美しいシルエットとコンパクトなボディーを持ち、さらに、4人乗りでありながら、国内線の機内持込サイズのキャリーケースが悠々と入るトランクがあり、さらには、後部座席にも積むことができ、二人で旅行に出かけることも余裕でこなす。

それでいながら、世界最速レベルのスポーツカー。
走れば、250km/hを越すあたりまで、余裕で加速。
ブレーキは、宇宙一と言われるほど強力。
サーキットで目一杯走っても、自走で帰り、スーパーにも寄れる。
もちろん買い物袋満載でも大丈夫。

あまり注目されない部分だが、視界は、最近のフロントガラスを寝かせたセダンよりもはるかに良好。
フロント、サイド、バックの全ての視界が、完全に開けているので、見えなくて怖いという経験は皆無。

シートは、スーパーカーのような低さはなく、天井高も、それなりにあり、標準のシートのままヘルメットをかぶっても、天井に当たらないほどの高さがある。
かといってスタイリングは犠牲にされていないのだ。

サイドステップの厚みはないので、乗り降りは楽。
2ドアスポーツカーなのに、ドアの長さも短めなので、横の車を機にするほどでもなく、普通の2ドアクーペと同じレベルのドアの開閉量で済む。

こうしたことは、日常的に使っていなければ、まったく気がつかない。

ポルシェを買った後、スポーツカーが置いてある、いくつかのディーラーへ行って車を見たり、試乗したりした。
実際、どの車を見ても、乗っても、総合的にポルシェの方が良かったのだ。

そんなわけで、悪路の山道を登って、山奥に住んでるくせに、ポルシェ911などという、まったく山に似合わない車をいつまでも持ち続けているのである。

こんな感じで、山を走っていきます。若干、道幅をはみ出してます。

-VEHICLE:車, ポルシェ(カレヤン)