Call 119

梅雨の間、OPERA GARDENの切った木を燃やした。
火を使う時は、必ず『夕方から雨』の日にやるようにしていたのだが、それを破ってしまった。

週間天気予報では『雨』だったのだが、当日は『晴れ』 雨は降りそうにない。
しかし、この先、ずーっと晴れの予報。
これでは、いつまで経っても、枝を燃やすことができない。
そう思い「まあ、大丈夫だろう」と言う考えで、火を着けた。

ところが、いつもとはまったく違って、あっという間に燃え広がっていく。
五分後には、5m四方に広がり、十分後には10m四方に差し掛かるあたりで「これは、マズい!」と、思い消化器で消火開始。
消化器を2本使用したが、炎は消えては、またポッと燃え始める。

ホースで水を撒きながら消火は継続したのだが、消えたとしても、再燃して、「明日の朝には大火災だなこりゃ」と思ったため【Call 119】をした。
消防車が到着した時には、炎はほぼ見えず、全体から白煙が上がっている状態だったが、問題は、くすぶっている火なので、消化剤と水をたっぷりと撒いてもらって、無事に完全鎮火した。

『消防車を呼ぶ』と言う行為は、とても、躊躇する。
なんだか、大騒ぎになるし、怒られるかもしれないし、近所のみならず周辺地域の人たちには知れ渡るしで、自分でなんとかできればなんとかしたいと言うのが原因を作った者の心情である。

今回の件、実際、僕が夜通し水を撒き続ければ、燃え広がるのを抑えることができ、大事にはならなかったかもしれない。
しかし、僕の体力も限界に来ていたし、煙を吸って倒れてしまうかもしれないと言う懸念があった。

今までの経験から、火は消えたように見えても、下の方でくすぶり続けていて、風が吹いて灰や火の粉が飛び再燃する可能性がある。
そのため、鎮火させるなら、十分過ぎるほど水を撒くなり、砂や土を被せるなどしなければならないと言うことが分かっていた。
そのため、火が大きな規模になったこと、猛暑で木が乾燥していること、風がややあることから考えて、消防車に来てもらった方が賢明であると判断した。

教訓1 火を燃やす時は、必ず雨の降る日にやる
教訓2 火は消えたと思っても、燻りながら燃えているので完全消火する
教訓3 MYルールは何よりも必ず守る

この中で、最大のミスは【MYルールを破った】ことにある。
これは、今回の火災のことだけでなく、人生を生きる上での教訓なのだが、MYルールを決めるときというのは、冷静な状態で、知識・経験・情報などをもとに、熟考し決定していく。
しかし、これを破るときというのは、その時の状況しか見ておらず、冷静な状態ではないというのが一般的だ。
さらに、他人が絡むルールというのは、人に迷惑がかかるとか、責められるとか、罰則が課せられるとか、そういった理由で守ろうとするが、MYルールには、罰則もなければ、責められることもなく、迷惑もかけない。
そのため、簡単に破りやすい。
しかし、このMYルールというものを守るということが、いかに大事なことなのかということを、今回の件で痛感したのである。

-FIRE:火, MARK'S BRAIN:思考, MOUNTAIN LIFE:山暮らし, PROBREM:問題
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