石鎚神社の駐車場にて

まんじゅう号、速すぎ!

なんとなくドライブがしたくなって、まんじゅう号(ポルシェ カイエンGTS)で出かけた。
行き先は、とりあえず、西条市にあるホームセンター『パワーコメリ』
距離は、約50km。
高速は使わずに、国道をのんびりと走る。

西条市へ向かう国道11号線は、ほとんど1車線で、トラックが多いので、速度は遅い。
のんびりと走るのは、それはそれで良いのだが、古いトラックやダンプが前にいると、排気ガスが臭くてたまらん。
しかし、最近のトラックは、ほとんどが新しく、昔のように上り坂で黒煙をボーボーと吐き出している車は見かけなくなった。

パワーコメリは、うちから最も近い建材を中心に置いている『西村JOY』よりも商品のラインナップが豊富である。
そのため、以前、一度だけ、屋根材が足りずに、ここまで、走ってきたことがあった。

コメリに寄ってから、せっかくなので、四国最高峰の石鎚山の方へ行ってみようかと思った。
石鎚山の標高は、1982mと、静岡県人の僕としては、富士山の3776mと比べてしまうため低く感じるが、それでも十分高い山である。
なので、近くに行けば、雪道走れるかなぁ〜なんてことを期待して向かった。

徐々に、石鎚山に近づいていくたびに、交通量が劇的に減っていく。
まあ、そりゃそうなんだけど。
今の時期に、登山する人はいないし、行っても、何があるわけでも、できるわけでもないので、地元民以外の観光客などはいないのだ。

後少しで到着というところで、工事現場に出くわした。
作業中らしく15分ほど待つ必要があるとのこと。
5分ほど待ったが、僕としては、行って戻るだけなので、そこからUターンして戻ることにした。

一度、通ってきた道なので、帰りは、道の状態を記憶している。
そんなわけで、少し、アクセルを踏んでみることにした。
ちなみに、雪は全くなく、完全にドライ路面なので、その点も安心である。

ドライブモードを『SPORT PLUS』に入れて、アクセルを踏み込む。
、、、、、ヤバイなコレ。

以前のカレヤン(ポルシェ911Carreraカブリオレ:Type996)は、NAエンジンだったため、加速がカーブを描いて伸びていく。
それは、自分の感覚と合っていたが、まんじゅう号は、3.6Lツインターボ。
SPORT PLUSモードだと、最低3,000回転を維持して、常にツインターボが稼働する状態を保っている。
そのため、アクセルを軽く入れるだけで、ツインターボが炸裂して、一気に加速していく。
あぶねー。

そんな強烈なエンジンが乗っているのが、もっこりして背の高いSUVなのだから恐ろしい。
もちろん、サスペンションはキッチリ車体を抑え込み、カーブでまったくロールしない。
タイヤは、オールシーズンなので、スポーツタイヤと比べたら、かなり走行性能は落ちるが、それでも、ぶっといタイヤは路面を捉えて離さない。

ハンドリングは、カレヤンと比べたら軽く。
決して、スポーツカーのように、人馬一体の走りができるわけではないが、そこは、ポルシェが作っているだけある代物になっているんだと思う。

ブレーキは、さすがにポルシェ。
効きに不安感はまったくない。
2.2トンの巨体であっても、しっかりと思い通りに効いてくれる。
そのため、走っていて怖いということはなく、ただ、やたら速いだけである。

こうこれ以上の速さは要らねーな

そして、やっぱりNAがいいかもしれない。
近年話題のEVに搭載されたモーターの劇的な加速性能の方が、ツインターボの加速よりもすごいと思うが、どう考えても、そんなものは要らない。
人間の側が追いつかないで、どこかおかしくなってしまうのではないか?と思ってしまう。

それでも、やっぱり、スポーツカーは恋しい。
僕が乗っていたカレヤン(ポルシェ911 Carreraカブリオレ:Type996)は、2000年モデルで、今年で23年であった。
Type996が登場したのが1998年だと思うので、出てからちょうど25年。
逆に、最近注目されてきている。

とはいえ、売ってしまったことに後悔はない。
たっぷりのお金と、愛情を注いできたが、この先、消耗部品などは、ほとんど全取り替えが必要になってくる。
そうなれば、数百万円の追加投資が必要だ。

僕自身、旧車が好きというわけではないし、旧車が高額で取引されているとはいえ、今後、追加でかけた数百万円分が、売却価格に上乗せされるというくらいの話で、特に、お得というわけでもないのである。

でも、最近のスポーツカーは、やたらとダウンサイジングターボとか、マイルドハイブリッドとかで、NAエンジンがかなり少ない。
かく言う、うちのまんじゅう号もダウンサイジングターボである。
一つ前のモデルは、4.8LのNAエンジンだったが、それが、3.6L ツインターボに変更されたのだ。

しかし、ポルシェは近年、NAエンジンを見直している。
911やケイマン、ボクスターで、NAエンジンモデルを採用。
さらに、マニュアルミッションのラインナップも多くなっているのである。
ライトウェイトオープンスポーツの代表でもある、MAZDAロードスターも相変わらずのNAエンジンで、当然、マニュアルミッションモデルもある。

まんじゅう号を買ったばかりだが、やはり、スポーツカー欲しいなぁ、、、。

我が、まんじゅう号
石鎚神社の門
石鎚神社の門のしめ縄
門の中から、街の風景を見る
小高い丘の上にある、石鎚神社、本堂からの景色
石鎚神社本堂
標高1982mの石鎚山から流れ出る水は、美しいエメラルドブルーだ

-DRIVE:ドライブ, MARK'S LIFE:日常, VEHICLE:車, ポルシェ(カレヤン)