屋外キッチンの完成

いつものホームセンターに行くと、銘木シリーズというコーナーがある。
そこには、木の一枚板がたくさんあり、カウンターなどにちょうど良い板が並んでいる。
とはいえ、屋外のキッチンに使うには、なかなかの価格であるため、考慮をしていなかった。

予定では、杉の集成板を買って、全体をステンレスで巻いて使おうと思っていたのだが、ある日、銘木コーナーとは違う場所に、二級品の一枚板が積み上げられていた。
大きさは、幅2m、奥行60cm、厚み6cmで、なかなかの大物。

ただし、節が大きく入っていたり、少し反っていたり、年輪の幅が大きかったり、屋内で使うには、粗さが目立つようなものだった。
しかし、屋外キッチンが、あまりにも綺麗すぎるのも逆にかっこ悪い。
少しくらい、雑な方が似合っていると思い、杉の一枚板を買ってきた。

そこに組むシンクなのだが、水道屋のジャイアンにもらった洗面台があったので、それを付けてしまおうかとも思ったが、あまりにもダサい。
それでも、使えればいいかな?と思いながら、山友たちに相談すると・・・即却下だった。
ま、まあ、そうだろうね。

シンクを買うために、ネットを見るが、日本製は、よく見る一般的なデザインで、どうもしっくりこない。
デザイン的に、良さそうなのがあるが、ガッツリCHINA。
WEBサイトも、CHINA製作な感じ。
ちゃんと、商品届くのだろうか?という不安が。

同じ商品が、AMAZONにもあったので、とりあえず、詐欺的な感じではなさそう。
AMAZONで注文しても良いけど、手数料のせいか、数千円高い。
迷った末、CHINAサイトで注文してみた。

到着見込みは、二週間後。
もちろん、中国からの発送だ。

年末に注文し、年明け14日頃の到着予定だったのだが、何と、あっという間に到着。
『深圳』の文字が大きく描かれていたので、中国からの荷物だとは思うが、ずいぶん早かったな。

中を見てみると、確かに、中国製的な粗さは見て取れるが、品質は、十分だった。
ステンレスの厚みも、薄すぎることはないし、すべて機能する。
なんだ、よかった、何の問題もなかった。

ってことで、杉の一枚板の天板に、中国製のシンクを取り付け、天板の足には、そこに生えていたカゴノキ(鹿子の木)を使った。
木の模様が、なかなか、合っている感じがしたのだ。

出来上がってみると、なかなかいい。
屋根がポリカ波板であることが、ずいぶんとみすぼらしく見えてしまうほどである。
予定では、単に使えればいい程度に考えていたのだが、何だか、天空のキッチンみたいになってしまった。

こんなふうに、一つ一つ出来上がっていくのは、やはり、実に楽しいものである。

-MARK'S LIFE:日常, MOUNTAIN LIFE:山暮らし, SELF BUILD & DIY:セルフビルド