連合艦隊(1981年:日本)

クリスマスイブに見る映画としては、
最も適さないうちの一つであろう。

30年前に製作された「連合艦隊」
散り行く戦艦大和をクライマックスにした映画だ。

最近、谷村新司さんの「群青」を練習しているのだが、
この曲が、ラストシーンを飾るというのを知って、
見てみる事にした。

太平洋戦争に関しては、
もう、何度となくテレビなどで
見て来ているので、あらかたわかってはいるつもりだが、
改めて、悲惨さを目にするたび、心をえぐられる思いと、
同時に、生と死/生きる意味/生まれてくる意味/死後・・・
多くの事を考えさせられる。

戦争はあってはならない。
きっと、それが正論だろう。
しかし、それがあったからこそ、
今がある事も確かだ。

特攻隊など、死ぬとわかっていて戦いに出るもの、
大和出陣のように、まったく無意味のような出撃。

しかし、すべての行動や出来事は、
意図した成果を生まなくとも、
そこには、意味があり、やらなければよかったことなど一つもないことを感じる。

この映画は、今まで見た中でも
かなり良かった映画の一つになった。

改めて、生と死について、生まれて来た意味、生きる意味、そして死に時を
ゆっくりと考えるきっかけを与えてくれた。

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