グリーンカード(1990年アメリカ)

偽造結婚の話。
今も昔も、グリーンカードは世界中の人が欲しがるものの1つだろう。

貧しいフランス人とシングルでは借りられないアパートに住みたいアメリカ人女性が偽造結婚する。

移民局の面接のために、
2日間を掛けて、一緒に住み
お互いのことを勉強していく。

結果は、やっぱりばれてしまうという
お決まりのストーリー展開だ。

最後には、強制退去となり別れがくる。

しかし、共に過ごす中で
お互いに惹かれあってしまった。

という単純明快なストーリーだが、
この映画の中でおもしろいのは、
「徐々に惹かれ合う」
という単純なストーリーを誰でもイメージすることが出来る点だ。

なぜ、イメージできるのか?
それは、あり得るからだろう。

現代は、恋愛結婚の時代なので、
結婚する前に、好きかどうか判断してから結婚する。
それでも、約半数が離婚という結果になる。

これは、結局の所、選択が間違っていたと言うことだろう。

恋愛でも、出会いと別れを繰り返すのだから、
生涯のパートナーを、何度か間違えることは大いにあり得るから、
離婚自体を良くないことだとは思わない。

それよりも、逆に間違ってもいいから
結婚してみても、そのうち惹かれ合い、
結局の所、生涯を共に過ごしたという夫婦も少なくない。

江戸時代なんて、顔も見たことのない相手と結婚していたのだから、
それこそ「神のお導き」だと捉えてもいいのではないだろうか。

最近は、婚活がはやっているというか、
恋愛下手な人が多いのか、
僕自身もお見合い写真の撮影をしていて思うことがある。

一つは、「女性は30歳を過ぎても待っている」ということ。
正直、30過ぎた女性、それも普通の人は、待っていても白馬に乗った王子は来ない。
先日、あるパーティーに出たときに、マダム達がこんな事を言っていた。

「女は、結婚相手を自分が決めるべきよ」と。

どの人達も、素晴らしい女性だし、ステキな人生を送っている。
そう、女性は、待ってないで自ら動くべきなんだ。

先日も、お見合い写真を撮っていたときに
お客さんと話をしていたのだが、
僕が、一つの格言的なものを伝えるために聖書の言葉を引用しようと話し出したときだった。

「求めなさい、そうすれば与えられます。探しなさい、そうすれば見つかります。叩きなさい、そうすれば開かれます」
そういうと、彼女は・・・

「そうだ、あたし探してなかった」

そう、彼女も求めてはいたかもしれないが、
自ら行動を積極的に起こして探してはいなかったんだと気がついたようだった。

男性に関してはこう思う「男は弱くなったのではなく、いい女がいなくなったので捕まえに行かなくなった。(もちろん、いい男もいないが・・・)」

先日、20歳の男の子と話をした。
彼は、見た目が結構カッコいいので、
彼女のことを聞いてみた。

すると、「彼女はいません。今まで付き合ったりしたこともないんです」
という。僕は「なぜ?」と聞くと、彼は
「付き合いたいと思うような女性がいないんです」

そう、魅力的な獲物がいないようだ。

しかし、僕はそうした男性にこう返す。
「この先、もしも魅力的な女性が見つかっても、経験不足の君では誰も相手にしないよ。特に、魅力的な女はね」
「だから、上を見すぎず。身の丈にあった相手と恋愛してみるといい。練習だと思って」

今の時代は、情報があふれていて、
みなくても良い情報を見すぎているのかもしれない。
それで、自分のことは棚に上げて、上ばかり見てしまうのか?

あとは、「本音を言えば自身がない。だから、適当な人に振られるのが怖い。レベルの高い相手になら振られても諦めがつく。プライドを傷つけられたくはない」というものだ。

当たって砕けることが出来ない。
おおよそ、本当にモテる人というのは
最も、振られる数が多いものだ。

かくいう僕も、振られまくっている。(T_T)

映画の話からだいぶそれてしまったが、
始めに合いありきでなくてもいいのではないか?
ということが言いたかったわけだ。

運命を天に任せてみてもいいだろう。

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