クボちゃん(2トンユンボ)のゴムクローラー交換

数年前に、片側のゴムクローラーを交換したが、とうとう反対側もダメになった。
クローラーがダメだという兆候は、以前の経験で察知できるようになっていた。

クローラーがゆるい感じがして、オイルを入れて張るのだけど、すぐに緩んでしまったり、外れてしまう時は、すでにゴムクローラー自体がダメになっている。
数年前、それがわからず、何度もオイルを入れて張って、また外れて、またはめて、と繰り返していた。
それを三度ほどやったあたりで「どう考えてもおかしい」と気がつき、よくよくクローラーを見てみたら亀裂が入っていることに気がついた。

今回も、緩んでいたので、張ったのだが、すぐに外れてしまったためクローラー自体がダメだということにすぐに気がつくことができたのだ。
即、クローラーを発注して交換することにした。

だが、今回は、大きな問題があった。

クボちゃんがいるのが、整備中の山道の湧水が出ている難所の坂の途中だということだ。
坂で、斜めになったままクローラーが外れた。
クローラーが外れているということは、動けないということだ。
それでも、なんとかユンボの腕を使って、まともな体制に立て直した。

次の問題は、新しいゴムクローラーをそこまで運ばなければならないということ。
車は、トラさん(四駆軽トラ)以外に行けない。
だが、トラさんはナンバープレートがないので、新しいクローラーを受け取りに行くのはJくん(軽バン)で行かなければならない。

ってことで、福山通運 松山営業所まで、軽バンのJくんで受け取りに行ってきた。
Jくんに積むのは、福山通運の人がフォークリフトで入れてくれる。
しかし、持って帰ってきてからは、それを、トラさん(軽トラ)に積み替えなければならない。
重さ94kgである。なかなか重い。

まずは、Jくん(軽バン)を坂の上に配置して、トラさん(軽トラ)を坂の下に。
両方の荷台をピッタリとくっつけて、Jくんの荷台からトラさんの荷台に引きずって移動した。
これは、簡単にうまくいった。

その後、トラさんで山を登る。
次の試練は、トラさんで、ピッタリとクボちゃん(ユンボ)のそばまで行くことができないということ。
その距離、ほんの5mなのだが、それでも、この5mを94kgを抱え、下がぐちゃっとした土の坂を登らなければならない。
と、思ったが、2mほど転がして、ユンボの腕で吊って移動させることにした。

・・・意外と、あっさりできた。

その後は、古いクローラーを外す。
予想通り、中のワイヤーが切れていた。
そして、新しいクローラーをはめる。

94kgくらいなら、人力でなんとかなる。
もちろん、これが、7トンのユンボ になったら無理だろう。
しかし、クローラー自体が頑丈で、ほとんど外れるということはないらしいので、7トンの方が楽なのかもしれない。

そんなわけで、動画公開中。

-MACHINE:機械, ユンボ(クボちゃん)