やっぱり、結局、クリーンインストール

New iMacが稼働し始めた。
現代は、昔と違ってNewPCへの移行が早い!
Macの場合は、Time Machineにバックアップを取れば、移行アシスタントというアプリケーションを使ってあっという間に移行完了だ。

昔は、移行アシスタントなるものなどは存在しなかったし、出始めたころは、全く使い物にならなかった。
そのため、PCの移行は、何日もかかる大仕事だったのだ。

で、今回ももちろん、移行アシスタントでバックアップしたOld Macのデータを、そっくりそのままNew iMacへ移行した。
移行する際、一つだけ異なっていたことがある。
それは、OSが最新のCatalinaになることだった。

OSをバージョンアップすると、使えないアプリケーションやアップグレードしなければならないものなんかが出てきて、それが、OSによるものなのか、それとも移行がうまくいっていないからなのかがわかりにくいのが難点だった。

しかし、そんなことがありながらも、1日で移行は完了してしまった。
のだが、一つだけ問題が発生した。

僕は、ずーと以前から、マウスは使わず、トラックボールを使っているのだけど、トラックボールには、マウスよりも遥かに多いボタンがついている。
ちなみに僕の使っているのには、7つのボタンと1つの縦横に動かせるスクロールホイールがついているのだが、これらのボタンの初期設定値とは違う設定をして使っている。

要するに、左クリックや右クリックのボタンの位置を、好きなように変えることができて、自分の好みのボタン設定にしているというわけだ。
と、ここで、問題が発生したのである。
何度やっても、どんなに頑張ってみても、

変更した設定が反映されないのだ!

使いにくいと思いながらも、それが、世の中一般的な使い方である。
自分のやり方をやめて【規定通り】というものに屈するか?
とも頭をよぎったのだが、やっぱり、そんな妥協はできない。
ってことで、せっかく移行したデータを、

全削除・フォーマット・OSクリーンインストール!

すべてを一からやり直して、データの移行は行わないことにした。
要するに、大昔のやり方でヤルってことである。

必要なデータを、別のHDDにコピーして、全てのデータを削除、HDDをフォーマット、OSを新しくインストールし直した。
そして、一からコツコツと設定をし直して、一つ一つのアプリケーションを入れ直す。
これをやっている間に、生き物の【死】について思いが巡った。

これって【死】に似てるなぁ

と、思ったのだ。
Macを新しくするということは、死んで、また生まれ変わるってことのように思える。
データの移行は、前世の記憶。
データを移行するということは、前世の記憶を現世の自分が覚えているということを示す。
それはそれで、とても価値があり、貴重なことだと思う。
しかし、それによって、現世での人生がつまらないものになってしまったり、生きづらくなってしまったりする可能性もある。

昔は、もっと出来たのに・・・

なんて思ったり、前の体の方がよかったなぁとか、なんで、こんなガキの頃からやり直さなきゃならないんだ、とか。

今回のMacの件では、何かしらがトラックボールの設定を邪魔していたのだが、それが、なんなのか解明することができなかった。
それと同じようなことが、前世の記憶を持つことでも起きてしまうかもしれない。

【死】があるのと同じように、リセットする方が良いかもしれない

昔は、PCを変更するたびに、設定などはやり直していたし、データも必要最低限のものしかシステムディスクにはコピーしなかった。
携帯電話でも、アドレス帳は移行せずに、連絡しないような人たちは、新しいアドレス帳には入れないでいた。

それが、今では、どうでもいいデータや連絡先まで、新しいPCや携帯に入れ、データを無駄に膨らませている。

データの移行が手軽にできることは素晴らしいことなのだが、それによって、データの断捨離を行わないまま、ゴミとなってしまっているデータを引き継いでしまうのだが、やはり、PCや携帯を変更したら、全移行はせずに、

データ断捨離

をした方がいいだろうということを今回痛感したのだ。
昔、PCを新しくしたり、システムディスクを変更してOSをインストールし直したりした時は、やはり【ゴミ】がないため、PC自体の動きが軽快になった記憶がある。
今回も結局、クリーンインストールしてデータの移行をしなかったことで、かなり快適に動作しているように思える。

やはり、生命が持つ【死】というシステムは、実に素晴らしい仕組みであるのだろう。(もちろん、実際のことはわからないけど)

 

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