NHKを垂れ流しにしていたら、
最近よく聞く「雇用問題」をやっていた。
主にGMについてだったが、
やっぱり世界は大変なことになっているようだ。
製造業を中心に、派遣切りやリストラが多いようだが、
正直なところ、まったく他人事に思っていた。
なぜなら、僕の周りでは、
人材を募集している企業ばかりだからだ。
ALIAでも、今は人材が揃ってきたところだが、
常に募集体制。
まあ、たしかに金融危機の影響がないとは言い切れないが。
今日の撮影では、取引先の化粧品会社でも
とらばーゆで募集していると言っていた。
募集が330人来ていて、大変なようだ。
「採用予定人数は?」と聞いてみたら、3人だそうだ。
100倍の倍率とは、驚きだ。
ALIAへも求職者が増えているような気がする。
確かに、求人募集広告費がかからないのはいいが、
正直、良い人材は皆無だ。
ぶっちゃけてしまえば、
こういった状況でも、
倒産するか、自己退社するかでなければ、
優秀な人材は最後まで残り、
不要な人材がリストラされるわけで、
あふれている人は、ALIAでの採用基準は到底満たせないだろう。
そう考えると、求人募集を差し止めた方が
「求職者の対応に時間を取られなくて済む」と考えてしまうが・・・
なんとも、過酷な100年に一度の大不況だね。
ちなみに、こんな事を書いている僕自身も、
20年前、高校を中退して、家を出て住むところもなく、
働き口もない、所持金5000円程度で、
転がり込んだのが、工場への派遣を行う派遣会社だった。
その日の内に、寮へ入れるところを探して、
翌日から、工場へ出勤したことを思い出す。
ねずみ色の作業服を着て、
何百人もの人達が、機械のように働く工場だった。
それから10年後、上京し、
「なまいきな小僧」と言われた時代を経て、
20年後の今は、オリジナルの手法を編み出し、
業界でもそれなりの知名度を得て、人を雇うようになった。
これからは、大きなインフレの時代に入るだろう。
お金や物の時代ではなく、人間本来の価値が大切になる時代。
だから、20年の時を振り返った。
僕が最も大事にしてきたものは、何だろうかと考えたとき、
これからの時代に必要になるものと同様だとおもった。
それは「人間力への自己投資」である。
自分の価値を最大限に高めることこそ重要であると思う。