国民の僕(しもべ)というウクライナのドラマが、Netflixで配信されている。
冴えない歴史教師が、大統領になるというコメディードラマである。
おもしろそうなので見ていたのだが、どうも、登場人物が、本物に似ている。
最初は気が付かなかったが、大統領に会いにきた(という設定)の各国の大統領が、とってもそっくりさん。
よくよく見てみると、主人公のウクライナ大統領も、ゼレンスキーさんによく似ている。
こんなに似ている人を起用して、コメディードラマを作っちゃっていいのか?
と、心配になる程、よく似ている。
ドラマが制作されたのは、2015年。
でも、ゼレンスキーさんが大統領に就任したのは、2019だそうだ。
「あれっ?」
たまたま、似た人が大統領になちゃったってこと?
そんなわけないよな。
と、思ったら、、、
ゼレンスキーさんのプロフィールに、前職「コメディアン」と書かれているのを発見。
な、な、なんと、似ている人ではなく、本人だった!
びっくり。
日本では、一般人から首相になることはないので、こうしたことはありえないが、大統領制の国では、こういうことが起こり得るのだな。
確かに、レーガンさんも俳優だし、トランプさんも不動産屋で、元々、政治家ではない。
やっぱり、生粋の政治家よりも、別の業種からの方が、政治の世界がよく見えるよなぁ。
そう思うと、日本の政治はダメかもしれない。
学校教師も、大学や大学院を卒業して、すぐに教員になってしまう。
要するに、世間や社会を全く知らない人たちが、子供たちに世間のことを教えているわけだ。
そりゃ、どう考えてもダメだろ。
それよりも、このドラマ、結局、ガチリアルになってしまったってこと。
ドラマの中でも、プーチンさんとは仲が悪いらしかったのをみると、2015年の時点で、ウクライナとロシアは睨み合っていたのだということがわかる。
サルコジ大統領も邪険にしていたので、この頃、フランスとも仲が悪かったようだ。
コメディアンから大統領になることも大変だろうけど、今の状況は、とてつもなく、いや、世界一大変な状況下に置かれてしまっている。
どんな気持ちで、大統領になり、今、どんな心境なのだろう?
2015年の時点、このドラマに出演したことが、やはり、現実に大統領への道を進ませたのだろうか?
いやはや、現役大統領のドラマが見られるなんて、とってもレアなことだ。
Netflixでしか見られないことがとっても残念。
どうせなら、地上波で放映して欲しいものである。