この辺りの古い家の壁は、焼き杉で覆われている家が多い。焼き杉とは『杉の板を焼いた物』である。名前のまんまだけど。 古い家の場合は、本当に焼いてあるのだが、現在売られている『焼き杉』は、実際には焼いてはいない。表面をバーナーで、炙ってあるだけだ。 なので、建築材料も、世のご多分に漏れず【○○風(ふう)】になってしまっている。要するに、焼き杉風なのである。 本来であれば【風】物には、ちゃんと、○○風と書いてもらいたいものだが、ほとんどの商品には書いてはいない。加工食品に関しては、ほぼすべてと言っていいほど、○ ...