Jくん(軽バン)ピカピカにしったたぞ

一昨年の夏、カレヤン(Porsche911)で東京から、この山にやってきた。
カレヤンで、山道を走るのは、ほぼ、走るっていうよりも歩くっていうか、なんというか、とっても走りにくいのは重々承知の上だったけど、ある日、部落のおっちゃんの軽トラに乗って山に上がった時、僕は衝撃を受けた。

軽トラは、カレヤンなんかとは比べ物にならないスピードで、ガンガン走っていく。まるで、普通の舗装道路を走っているかのようだった。
サスペンションが、良いわけではないのだろうが、それでも、とんでもなくガタつくわけでもなく、凹凸を吸収しながら滑らかに走り、あっという間に上までたどり着いてしまったのだ。
この軽トラの走破性に驚いた僕は、その時決断した。

軽、買おう

山に住んでいて、カレヤンだけでは、もはや山を降りることなどないのではないだろうか?と、思えるほど億劫だったが、軽ならもっと気軽に山を上り下りできる。ってことで、カーセンサーで愛媛県内で一番安い軽バンを探して購入したのだ。

あれから、2年が経った

2年といえば車検である。
しばらく前から、車検をどこに出そうか?と思っていた。
買った店は、整備工場は持っておらず、近くの工場に出していたけど、そこに行くなら、もっと近くで探したほうが良いと思っていた。

そして、目星をつけていたのが、しょっちゅう通る国道沿いにある整備工場だった。
なんせ、臆病者なので、整備工場にすら、気軽に入っていけない性分で、いつも、工場の前を通るたびに「行けるかなぁ・・・」と心配していた。

エンジン停止事件

そんなことを何ヶ月も前から思っていたのだが、ある日、買い物へ行く途中に、車から異音がしてエンジンが停止してしまった事件が勃発。
ちょうどスーパーの駐車場まで、あと一歩のところで止まった。
近くにいた人に協力してもらい、なんとか、車を駐車場に入れられたのだが、その後が問題だった。

「さて、どうしたものか?」

知っている整備工場は、カレヤンがお世話になっているところくらい。
距離は近いが、外車専門なのだ。
そこで、少し歩いてみることにした。
「こっちの方に、車屋さんなかったけ?」そう思って歩いていくと、チェーンソーとジャガくん(林内作業車)を買ったお店があった。
ちょうど、スタッフが居たので車屋さんが近くにないか聞いてみた。

すると、ちょうど顔見知りのスタッフと社長さんが居たのだ。
で、気になっていた国道沿いの整備工場がいいだろうってことで、呼んでくれたのだった。

それをきっかけに、今回、無事に車検に出すことができたのだ。
で、車検が終わったというので、取りに行ってみると、Jくんがピカピカになってる。

綺麗に洗車してくれたのねー

車屋さんによって洗車してくれるところと、しないところがあったりする、さらに同じ車屋さんでも、スタッフによってやる人とやらない人がいたりもする。
なんの違いかは、ハッキリわからないけど、今回は、ピカピカにしてくれてあった。

とはいえ、車検に出す前に、僕も、ケルヒャーで洗車してから持って行ったんだけど、それよりもピカピカになっているのがわかるほどだったので、よっぽど丁寧にやってくれたのだということがわかる。

この整備工場が良いのが、若いスタッフが多いってこと。
この田舎において、若いスタッフが入るってことは、それだけでも「良い」ってことの証だろう。
さらに、挨拶が爽やかなのだ。笑顔もいい。
それに加えて、洗車がピカピカなので、ますますよかった。

Jくんは、カレヤンと比べると、すぐにボディーが汚れるのが気になっていた。
もちろん、屋根付きと屋根なしの差があるけど、それよりも、コーティングの差は大きいのだろうと常々思っていたのだ。

かと言って、Jくんに高額なコーティング施工をやろうとは思わないのだが、せめて、耐久性の高いWAXくらいはかけてあげたいと思っていたのだ。
そこで、せっかくピカピカに洗車してくれたので、この機会にWAXをやろうと思った。

最強のWAX

って、何かぁ?と、ググってみると「あれ?見覚えのあるヤツが」
スーパーの駐車場で、怪しい販売方法で売っていた、スプレー式のWAXが出てきた。
これが、最強というわけではないのだが「WAXなんて持ってないけど・・・」と思っていたけど、持ってたのを思い出したのだ。

もともと車にWAXをかけるために買ったのではなく、家のガラス磨きのために買ったものだった。
こいつの成分に、カルナウバロウというものが使われているのだけど、これがなかなか良いのを知っていたのだ。

ってことで、WAXを買う必要がなくなり、こやつを使って早速WAXをかけてやった。
おっしゃ!
これで、しばらくはピカピカ度を維持できるはずである。
よかった、よかった。

-VEHICLE:車, 軽バン(Jくん)