New York 23日目 不動産巡り

今日で、ニューヨーク滞在も23日が過ぎました。
正直、ネタがないですね。
旅行で楽しみたいなら10日が限度です。

さて、今日は不動産屋さんと一緒に物件巡りをしてきました。
主に、アッパーウエストの物件です。
一昨日と今日とで、不動産屋さんにいろいろと聞いたので、
不動産事情ほか諸々綴ってみたいと思います。

まずは、こっちにくるならビザが第一ってことです。
ビザの種類はいろいろとありますが、
最も簡単に取れるのは、学生ビザ。
多くの方が、学生ビザで来てますよね。

しかし、学生ビザでは働けないので、
たとえ、語学学校に行くにしても却下です。

次に、Bー1、Bー2ビザというのがあって、
一応、商用ビザですが、アメリカですお金もらっちゃダメだってことで、
これも却下。

そして、ちゃんと働けるのが、Lー1ビザです。
これは、アメリカで子会社を設立するために取れるのですが、
どうやら大企業向きなようでした。

最後に、Hー1ビザ。
これかなぁ?専門職や芸能の人が、
アメリカの会社から呼ばれて行くときのビザ。
ネットで調べてみると、自分で会社を作って、
自分の会社から、自分自身を専門職の技術者として
アメリカに派遣する。という方法でやっている人がチラホラいたのでこれですね。

って、ことはまずは、会社を設立して、
ビザを取得して、となるわけです。

日本だったら、住むところを決めてから引越しですが、
こっちでは、まずアメリカに入ってしまって、
とりあえず、どっかで寝泊まりして、
そこから物件探しをして、物件を見つけて契約して、
晴れて開業!って感じのようです。
ちょっとしたサバイバルですねー。

今日聞いた話では、
借りるにしても、条件がいろいろとあるようです。
まあ、これは日本でも似たようなものですが、
マンハッタンでは、月額家賃の40倍の年収が基本だそうです。
ってことは、家賃が$1,500だとしたら、$60,000ですね。
年収およそ500万円です。
まあ、そんなところですが、実は問題があるんです。
この年収「アメリカ国内で」ってことなんです。

ってことは・・・?
アメリカ国内では、収入ゼロですからムリじゃん!
と、なってしまいますので、ちゃんと金にものを言わせる戦法で解決するようです。
と、言っても敷金1ヶ月分っていうのを、3ヶ月分払うとか、
家賃を1年分前払いしちゃうとかってことのようです。

さらに問題があるのですが、
日本では、あまり重要視されていない
クレジットヒストリーと呼ばれるもの。
これは、日本でも信用調査機関と言われるところで、
ローンやクレジットカードの返済状況が記録されるものです。

これをアメリカ国内で作られたクレジットカードや
アメリカ国内でのローンなどの実績を作らないといけません。
これにも、ある程度の期間が必要なのです。

さらにさらに、アメリカ人なら、全員持っている
ソーシャルセキュリティーナンバーというのがあって、
まあ国民番号ってやつですね。
クレジットカードを作るにも、銀行口座を作るにも、
家を借りるにも、買うにも、このナンバーが必要なことが多いようです。
このナンバーを取得できないこともあるようで、
これがないと、アメリカ国内で何もできません。

課題は、山積みですねー。

諸々の問題は、これから少しずつ解決するとして、
今日の物件のことについて。

・・・・

まずは、古い。

・・・・

あっ、思い出しました。
映画でしか見たことのない
手でガラガラ閉めるエレベーターや
左右の引き戸じゃなくて、
前後に手動で開く扉のエレベーターに乗りました。
相当、年代物のようですが現役です。
歴史の浅い国なのに、歴史を感じます。

今日見た物件は、50-65平米くらいです。
家賃は、25-28万円くらいなので、
坪単価は15,000ってとこですね。
もう少し北に上がって、坪単価10,000円あたりからのスタートが妥当かな。

あと、ファミリーが多い地域では、
子供がたっくさんいました。
実は、今日の朝洗濯のために
アパートの21階に行ったんですが、
その時、エレベーターでメイドさんと3歳くらいの子供にあったんです。
今回のニューヨークで、
子供と向き合ったのは初でした。
子供は、相手が誰であろうとじっと見ますよね。
で、ニコッと笑うんです。

ニューヨークに来ていて、
何となく、自分が低く見られているんじゃないか?
差別的な目で見られているんじゃないか?
と卑下しているところがあったのですが、
何か子供と向き合ったら、
そういう気持ちが、ススっと抜ける感じがしました。
何だろう?
自分が話ができないレベルが、
3歳児と同じくらいだからだろうか?

話を戻すと、今日行ったアパートの一つに
児童教室のような場所があり、
子供がウジャウジャいました。
日本では、感じたことがなかったのですが、
「あー、こうして子供がいる環境っていいなぁ」なんて思ってしまいました。
みんな大人しくて、ニコニコしてたからかなぁ?
ギャアギャア泣いてたら違ってたかも?

と、いうわけで物件自体にかんしては、
ピンとくるようなものはなく終わりました。
逆に、ピンときちゃったら困りますけどね。

明日は、ワシントンDCへ行ってきます。

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