Washington DC 3日目 フリーアギャラリー〜アメリカン歴史博物館

今日は、朝起きると・・・雨
結構降ってますね。
しばらくしたら止むかなぁと期待しましたがダメそうです。

今日の朝食は、Egg & Toastです。
昨日とは違うおばちゃんがいますが、
このおばちゃんも陽気でいい人そうです。

オーナーとの相性かな?
ちなみに、オーナーは日本人の女性なのですが、
性格は、分かりやすく言うと女社長系。
もうちょっと細かくすると、世話好き、話し好きかな?
きちっとしてそうな感じです。

すると、サポートする人は、
明るく陽気で、ちょっと抜けたところもあるけど、
その辺は愛嬌でやり過ごして行く感じがちょうどいいのかもしれません。

人って面白いですね。
1人で完璧な人っていうのは、
たぶん存在しないでしょうな。
長所・短所なんていいいますが、
全員が両方とも持っていて、
線で引っ張るとデコボコしている。
そのデコボコに、他の人が合うようになっているんですね。

でも、それは、2人だけとは限らず、
3人、5人、10人の場合だってあるし、
いつも同じとは限らず、
状況によって、相性が会う人が異なる場合もある。
うまく出来ているものですね。

さて、話を本日に戻しますと、
こちらが、本日の朝食です。

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写真には写っていませんが、
オマケのバナナブレッド付き。
ホームエイドだって言ってましたので、
きっと、オーナーが作ったんでしょうね。
朝ごはんは、いつもオーナーが作ってくれるんです。

気は強そうなんですが、世話好きなのが分かります。
まあ、ホテルやろうっていうくらいですから、世話好きじゃないと出来ませんよね。

さて、朝食を食べ終えて、昨日の続きのブログを書いて・・・
も、雨は止みません。

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仕方ない行くか!
傘持ってないなぁ。でも、どっかに売ってるだろう。

ということで、下に降りて行くと、
ちょうど、オーナーがいました。
「借りられる傘ってありますか?」(今回は日本語です)
「ここの傘はないけど、お客さんの忘れ物があるから使っていいよ」
っってことで無事に傘をGETしました。

外に出ると、結構寒い。
薄手のコートでは、ちょっと寒いくらいです。
正直、ダウン欲しかったですね。

さて、バスに乗ろうかと思いましたが、
止まっていると寒いので、やっぱり歩いて駅まで行きます。

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改札に桜のシールが貼ってあるんですよ。

そして、本日のスタートは、フリーアギャラリーから。

ここの目玉は、日本美術です。
まず、入りますと陽気な黒人がいます。
陽気と言っても変な陽気ではなく、
人当たりがいいってことです。

昨日のショップの店員さんもそうだったけど、
なんかDCの黒人イメージいいな。たった3日だけどね。

フリーアギャラリーに入ると、まず目に飛び込んでくるのが中庭。

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広さは100坪くらいです。いいですねー
100坪あると、光の入り具合もいいので中庭で食事なんていうのも抜群ですね。

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朝は、朝日を浴びながら、昼は日光を避け、夕方は夕に日照らされた中庭の木々を見ながら・・・
夢が広がります。

そして次に、僕を迎えたのはこの方々です!

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なんとー!
仁王様ではないですか!!!
それも、日本のように囲われていません。
台座にお立ちになっているだけのお姿です。

こんな状態で始めて見ました。
よく、日本からこの仁王様を持ってきたなぁ。
感心するよ。

この状態だとすごいのが、
至近距離まで、ググッと近づけること。

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触ってはいけませんが、触れる距離まで近づけますので、
細部までクッキリです。

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さらに、普段は見ることのできない、< br />仁王様のバックスタイルを、
ちょっと狭いですが見ることが出来ます。

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スゲー。
日本では、こんな風に見られないんじゃないですかね。
これだけでもここに来た甲斐がありました。

さらに、観音様も壁に背を向けての展示ではないので、
後ろ側がよく見えます。

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そして、インドの千手観音(という言い方で正しいか分かりませんが)

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インドの仏様の多くは、腰を少しくねらせているんですよね。
なんとも、セクシーでございます。

さて、ちょうどお昼をすぎましたので、
ランチをしたいなぁと思ったのですが、
このフリーアギャラリーと近辺には、
ランチができるところがなさそうなので、
こういう時は、大きめの美術館か博物館に行けば必ずあります。

ということで、アメリカ歴史博物館に向かいましょう。
5分ほど歩くと到着です。
あー、やっぱり博物館は、子供達に人気があるようで結構混んでます。
フリーアギャラリーとは大違い。

早速Food Courtへ。
何を食べたかとかは、すでにつまんない話題でしょうから飛ばしまして、
せっかくなので、歴史博物館を見学しましょう。

ここは、名前の通りアメリカの歴史について紹介している博物館です。
まず、アメリカといえば・・・・

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ダンボ!
もいますが、そうではありません。
アメリカの歴史といえば、やっぱり戦争を無視することはできないでしょう。
実際、最も戦争を多くやっている国ですね。それもダントツで。

入り口にこう書いてあります。

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「The Price of Freedom」
自由のための代償と訳したらいいでしょうか。
独立戦争は、まさに自由のための代償でしょう。
しかし、その後はどうでしょう?
特に、ベトナム戦争、朝鮮戦争、第二次世界大戦、イラク戦争など、
一庶民には真相は分かりませんが、金のための戦争ではなかったのでしょうか?

正しい、多くの犠牲が払われましたが、
我が国日本を見てみても、そのおかげで
今の経済大国、国民総中流階級、戦争をしない国、軍隊を持たない国、さらに世界一安全な国を実現しました。
アメリカなくしては、あり得なかったでしょうね。
よく文化が無いとか、薄れているとか言いますが、
僕は、アメリカに来てアメリカという国をみて、
さらに美術館、博物館で、世界中の文化に触れて思いました。

日本という国は、2000年という世界一歴史の長い国ですが、
どうしてこんなにも長く続いたのか?憶測ですが感じたことがあります。

その前に、動物の進化について考えてみたいのですが、
動物は、環境に応じて進化して来ました。私たち人間もそうです。
長く生き続けるためには、適応能力というものが非常に重要です。
長いものには巻かれろじゃないですが・・・

それを考えて、日本の歴史をみると、
なんだか、いろんなところの文化を
その時々に合わせてうまく取り入れて来ているんじゃないかな?
なんて感じるんです。

ここ1000年くらいを見てみれば、
現在の中国から最も大きな影響を受けています。
そんなことは、誰でも知っていますが、
面白いのが、そこからです。

しかし、同じではなく、
日本のオリジナルを作っているところが面白いんですよね。
その最もたるものが「日本語」なんですが、
「漢字」は、当然「漢」から持って来たものですが、
うまいこと「ひらがな」と「カタカナ」を組み合わせてます。

さらに、面白いものだなと思ったのが、
やっぱり「英語」です。
たまに、「日本語を話しながら英語を混ぜる人がいるが、ちゃんとした日本語を話してもらいたいものだ」
なんて、さも自分はちゃんと日本語を話していると言わんばかりの人がいるが、
僕は、アメリカに来てちょっと気がつきました。
今、トイレのことを「カワヤ」という人はいないし、
「ネックレス」のことを「首輪」という人もいません。

だから、英語を含めて「モチベーション」とか「インセンティブ」とか言っていても、
それも日本語ってことですよ。カタカナ英語で話したら日本語でいいです。
さらに、渋谷のギャルが、僕ら世代の理解できない言葉を発していても、
それも日本語だってことです。

ちなみに、中国ではマクドナルドだって漢字ですし、
外資系銀行のすべてが、中国では漢字表記です。
中国は、あくまで「漢字」しか中国語として認めていないんです。

僕らの時代がわかるものとしては、
自動車や鉄道、電化製品などをみれば分かりますが、
はじめは全部真似ですよね。
それを改良して、より良いものを作り上げるのが得意なんですよ。

そして、それが「日本の物」Made in Japanになっていくんですから。
今では、アメリカでは、(僕が見た限りでは)アメ車よりも日本車が最も多いんじゃないかと思うし、
照り焼き、寿司は、大盛況!電化製品だって(今は韓国・中国が強いけど)

他の文化を取り入れて、自分たちに都合の良いように改良して、
自分たちのものに仕上げて行く。これが日本のやり方なんじゃないか。
そんなことを思ったわけです。

長くなってしまいました。
話を歴史博物館のアメリカの戦争に戻しま
しょう。

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左から「日本」「ドイツ」「イタリア」要するにアメリカの敵国です

この博物館では、日本とはちょっと違って良いところがあります。
それは、何もかも結構そのまま伝えているということです。

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ちなみに、真珠湾攻撃の暗号は、攻撃前に解読していて攻撃を事前に知っていた。
と、ちゃんと言ってます。ただし、どこを攻撃するかは知らなかったと言っていますが、
暗号を解読してあれば、当然、攻撃目標が真珠湾だというのは分かることですよね。

これを日本では、宣戦布告をしないで攻撃した。とか言われてますが、
ちゃんとしているらしいです。しかし、アメリカ側で、宣戦布告の電報?を
政府?(大統領?)に伝えていなかった。というのが真実なようです。
軍部は、始めから「Remember the Peal Harbor」狙いだったというわけです。

こうしたことは、日本国内では必ず「日本が悪い」という
GHQの教育方針によって、刷り込まれてしまっているんですね。
アメリカじゃあ、まったくそんなことは教えていないようです。

日本人の「日本はダメだ」というのは、
戦後の刷り込みによって埋め込まれてものです。
戦争も、政治も、経済も、産業も、人々も、環境も、文化も、歴史も、
どうやら外国の人たちは、
「日本って素晴らしい」「日本人って素晴らしい」「日本語って難しい・・・」
って、思っているみたいですよ。(僕が感じている限りですけど)

さて、また脱線してしまいました。
博物館には、あらゆるものが展示されていて、
あらゆることが紹介されていますが、
特に「こんなところに、こんなものがー!」とびっくりしたのが、コレ。
いや、落書きのことじゃなくて・・・

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これ、ベルリンの壁です。
ホント、よく持って来たなぁ。

ドイツの東西分裂も元はといえば、
アメリカとロシアの対立がきっかけですからね。

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厚さ、およそ15cmってところでしょうか。この15cmが運命を分けていたんですね。

朝鮮も早く統一してもらいたいです。

さて、アメリカ歴史博物館には、
まだまだいろんなものがありますが飛ばしまして、
次の博物館へ行きましょう。
次は、ホロコーストミュージアムです。

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Holocaust?
ってなんじゃらほい。ということで英辞郎で調べますと・・・
大災害、大惨事、徹底的な破壊、全滅、生贄、ナチスの大虐殺、大殺戮、大量殺戮だそうです。
おぅ、ブルってしまいそうですね。

ここでのメインは、個別に翻訳で指定されているように、
ナチスドイツのユダヤ人の大量殺戮です。



結構詳しく紹介されていて、
子供でもよく分かるようになっています。
ユダヤ人の子供の、戦前の生活と迫害が始まってからの生活がリアルに再現されています。

ヒットラーの演説を始め、いろんな映像も流れています。
さらに、その時にドイツで使われていたポスターなども多数展示されています。
ホント、アメリカの収集能力には脱帽です。

ここで、写真をパチパチやっている人がいなかったため、
写真を撮るのを控えました。興味のある方は、ぜひワシントンDCへ。
http://www.ushmm.org/

*今、WEBサイトを見たらびっくり情報が!
なんと、明日の現地時間 朝9:45(日本時間 23日 夜10:45)から、
このホロコーストミュージアムで、オバマ大統領の演説があるようです。
ミュージアムのWEBサイトから見ることができるということです。

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