Markの山暮らし日記【愛媛のポツンと一軒家】

Mark's LIFE

コーティング後のまんじゅう号

まんじゅう号に、高級ガラスコーティング&遮熱フィルムを施す

まんじゅう号(ポルシェ カイエンGTS)は、中古車である。
昨年買った軽トラも、年始に来た2トンダンプも新車なのに、まんじゅう号は中古である。

中古車価格が高騰している昨今、それでも中古車を買ってしまったのである。
とはいえ、軽トラやダンプの市場では、中古車価格の高騰のみならず、そもそも中古車がないと言う状態が続いていて、残っているのは、ボロボロか新車価格同等の新古車だけ。
程度の良いものは、価格が高くても即売れていってしまうようだったのだ。
ってことで、軽トラも4WDのダンプ、2トンダンプに至っては4WD、オートマチック、三転ダンプと言う中古車として、99.9%存在しない車を選んで注文した。
これは、新車でしか出来ないことだったのだ。

では、まんじゅう号はというと、一般的な乗用車市場は、価格が高騰しているとはいえ、玉切れと言う状態ではない。
確かに、コロナ前と比べれば、市場に出ている車両の数は少ないのだろうけど、正直なところそこまでじゃない。
そして、幸いなことに、関東や大都市圏では、良い車は即完売しているようだったが、地方では、やや売れ行きが遅い傾向にあったのだ。

カーセンサーでチェックしていると、広島県福山市で、売れずに残り続けているカイエンGTSがあった。
カーセンサーに出てきた時から、ずっと『お気に入り』に入れていたのだが、他の車両が売れていき『掲載終了』となる中、残り続けていた。

こう書くと、何かしら不良部分があるのではないか?
と疑われる。
実は、地方であると言う点のほか、売れない理由が、僕にはわかっていた。
僕自身も、それを懸念していて『お気に入り』に入れはしていたが、候補からはややはずしていたのだ。

そして、最初の掲載価格から、販売店は価格を『応相談』としてしまった。
これでは、正直、売れ残ること必至である。
売れないがために『応相談』としたのだろうが、『応相談』の状態で来店するのは、希少価値の高い車だけ、カイエンGTS程度では、永遠に売れ残ると踏んでいた。

案の定、いつまでも売れない。
販売店には、「なぜ売れない」のかが分からない。
でも、ユーザーからしたら簡単にわかっていた。
ってことで、一度、その状態を確認するために、福山市へ行ってみた。

僕と同じ行動をしようとする人がいたとすれば、それは、福山市へのアクセスが容易な人だけだ。
広島、岡山、松山、高松、この辺りに住む人以外、懸念を確かめるためわざわざ出向かない。

実車を確認すると、その懸念は払拭された。
と言うか、その販売店が、わざわざ、懸念事項を自分たちで施していたことを知った。
それは、高級そうな『フロアマット』だ。

白いボディーに、赤いシート、そこに、なぜか紺色のマット。
なぜこの色にしたのか?と聞くと「違う色がいいかと思った」とのこと。
きっと、これを、元々のマットの色と同じ『黒』であれば、引き締まってよかったかもしれない。

しかし、実際に見てみると、写真で見た時ほど気にならない。
マットなど、大して目に留まらないからである。
価格を聞くと、初回掲載時よりも5%ほどダウンしていた。
ってことで、購入したのだが、、、

コーティング屋さんだったはずでは、、、

その販売店の本業は、洗車とコーティング屋さん。
なので、納車時までにコーティングを施しておいてくれるとのことだった。
が、実際に車を受け取ってみると、確かにコーティングはされているが、

磨かれてない!

知らない人のために説明しておくと、カーコーティングというのは、その名の通りに受け止めれば、コーティング剤を塗るということなのだが、新車であれば、コーティング剤を塗るだけで良いかもしれないが、中古車の場合は、塗装面に傷がたくさんついている。
そうした傷の上からコーティング剤を塗るだけでは、本来のコーティング剤の威力は発揮されない。
コーティングの前に、塗装面をツルツルにする『磨き』が重要な作業なのである。

しかし、その磨きの作業がなされていなかった。
しかも、エンブレム周りに、汚れが残っている。
こうした箇所は、ブラシで丁寧に汚れを落とすのが洗車の基本である。

塗装面の細かな傷があるために、汚れの弾き方も悪かった。
よくよく塗装面を見てみると、屋内ガレージ保管ではなく、屋外保管の期間が長かったような感じに見える細かい傷が多くついていることがわかった。
そこで、いよいよ本題。

高級コーティングに出すことにした

以前、乗っていたカレヤン(ポルシェ911 カレラ カブリオレ)は、東京練馬にある高級コーティングを施していた。
そこは、パーツをすべてはずして見えない部分まできっちりコーティングを施してくれ、10年以上もの間、輝きを保ち続けていた。
その価格は、当時15万円。
今回も、そのくらいを考えていたのだが、やはり、10年前と同じではなく、世間的に需要が高まっているためか、高級コーティング相場は上がっていた。
価格は後ほど。

リボルト松山

Google Mapで検索してコーティング業者を近場で検索。
すると、何件か出てきたのだが、その中で、評価がALL『5』という店を発見。
見てみると、高級コーティング屋さんだった。
ウェブサイトをみると、いろんな地域に『リボルト◯◯』という店があるようで、一見、チェーン店っぽいのだが、これらは多分、同じコーティング溶剤を使っているということで、本部直営ではなくフランチャイズであろうと思う。
では、肝心の溶剤はというと、サイトの動画をみると、結構、凄そうだった。
<リボルト松山 エクストリームPRO>

ってことで、一度来店。
店長さんと話をしてみると、穏やかで真面目そうな印象。
東京練馬の店のように、ガチ技術系ではなく、パーツは取り外さないようだったが、磨きは丁寧に行ってくれそうだったので、とりあえず、ここに頼んでみることにした。

コースは、4種類ほど。
簡易的・普通・凄い・めちゃめちゃ凄いという感じ。
当然、凄いかめちゃめちゃ凄いのどちらかだろうが、重ね塗りの違いではなく、溶剤自体が違うとのことだったので『めちゃめちゃ凄いフルコース』でお願いすることにした。
このコースで、28万円。

ただ、一概にカレヤンの15万円と比べられない。
なぜなら、デカさが違うからである。
価格表を見てみると、、、カレヤンだったら、、、まあ、24万円ってところか?
やっぱ、10年前とは全然違った。

当然、10年前と溶剤の出来も違うだろうから、どの程度、ピカピカ度を保つのかという評価は、今後、何年も経過してみないと分からない。
とりあえず、汚れていたエンブレム周りも綺麗になり、さすがに、傷が多かったホイールは、ピカピカとまではいかないが、ブレーキキャリパーの表面もコーティングを施してもらったので、ツヤツヤしてる。

遮熱フィルム

今回は、遮熱フィルムも貼ってもらった。
なんせ、パノラマサンルーフなので、まだ、暑いのか?そうでもないのか?不明だったのだが、普通の屋根ほどではないのは明らかである。
どうせなら、パノラマサンルーフとフロントガラス、フロントサイドに遮熱フィルムを施してもらった。

一応、頼む前にサンプルのフィルムをもらい、車に乗りながら、もらったサンプルフィルムを日光に当てて、遮熱性を感じてみた。
確かに、多少、遮熱しているように感じた。
パノラマサンルーフには、シェードがついてはいるが、数万円で快適性が少しでも上がるのなら、そうしておいた方が良いと考えたのだ。

ってことで、今回、コーティングで28万円、遮熱フィルムが9万円、合計37万円だった。

評価は、数年後

現状では、ピカピカになったということがわかるだけで、本当の評価はこれから数年後にしか分からない。
ただ、水滴の状態が、今までの『弾いている』という状態から『浮いている』という感じになっていることは目で見てわかった。
それが、どのくらいの期間、保っていられるか?は分からないが。

ということで、今回は、まんじゅう号を高級コーティングに出した話。
ちなみに、軽トラと2トンダンプには、モノタロウで買ったコーティングを自前でやっているぞ。

リボルト松山
コーティング後のまんじゅう号
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