環境省の光害ガイドライン、ガン無視のゴルフ練習場、最近、半分しか点灯してない

土曜の夜だっただろうか、いつもと様子が違っていた。
やたら眩しい光を放つ、ゴルフ練習場『第-ゴルフパーク』の投光器の光が、半分しか点いていない。

ゴルフ練習場『第〜ゴルフパーク』とは、僕のところから9.5km離れた場所にある。
9.5kmも離れていて、光が眩しい?
と、思われるかもしれないが、強力なLEDライトを、図ったように標高350mの我が家へ向けて、まっすぐ光が放たれているのである。

もちろん、僕の家を照らしているわけではなく、ゴルフ練習場の看板?というか、『260』(ヤード)という文字を照らすために、LEDライトを当てている。
『260』という文字を狙っているだけなので、光の99%は文字周囲のネットから抜けて、レーザーのようにまっすぐに、うちに向かってやってくるのだ。

照らされているということではなく、レーザーのように、チカチカと眩しいというわけ。
まあ、見なきゃいいのだが、うちが北北東に向いていて、ちょうど、真正面なので、否が応にも目に入ってしまうのである。
そのうち、視力が低下してきたら、ゴルフ練習場のせいにして、損害賠償請求してやろうかと思っているが、老眼は進んでも、視力が落ちることはないので、なかなかそうはいかない。

光害に関しては、法律がない。
昭和の時代、環境汚染が進む中、公害に関する法律が作られたが、その中には光害は含まれていなかった。
その時代には、今のようなレーザーやLEDなどなかったから、光が公害になるなどという要素は微塵もなかったのだ。

しかし、現代では、レーザーやLEDは、一般人が持てるアイテムになった。
レーザーは、人の目に入れば失明してしまうほど危険なものだし、LEDも直線的な光で、光が広がらないという点で、無駄な光の拡散がなくていい。
その反面、レーザーと同じように、直接、光が当たる部分は、非常に眩しい。

僕は、日々、そんな、LEDの最高に強力な業務用ライトが放つ光に苦しめ続けられているのである。
が、それが、土曜日から半分になっているのだ。

はっきり言えるのは、ゴルフ練習場が僕のことを考えて、光を半分にしていないことだけは確か。
ライトを制御する制御装置が壊れたと考えるのが妥当な線だろう。
最近の電気代の高騰に伴い、節約のために半分にしているという、せこいことをしているとは考えにくい、、、
が、ないとは言い切れないかもしれない。

土曜日に半分になったので、月曜には、修理して復帰するかと思ったが、今日、水曜の朝になっても半分のままなので、部品が入らないか、はたまた本当に半分だけにしているのか?
もし、半導体不足で、修理できないのだとしたら、せめて、春までは、壊れたままであってほしいと願う。
春になれば、日が出ている時間が長くなるし、光を遮るための木の葉も芽生えてくる。

ちなみに、環境省が作成している『光害対策ガイドライン』によれば、ライトの光が水平よりも上に漏れる光(上方光束)が規定されており、山間部などでは、上方光束は0%とされている。
それを守らないどころか、当該ゴルフ練習場は、ライトを斜め上に向けて照射しているのだから、ガイドライン無視どころの話ではない。
上方光束100%というレベルで、ガン無視もいいところなのである。

光害対策ガイドラインというのは、何十年も前、パチンコ店が上空に向けてサーチライトを照らしていたのを知っている人も多いと思う。
最初は、その光がなんなのかわからなかったが、それが、パチンコ店であると知られると、多くのパチンコ店が同じようにサーチライトをやり始めた。
しかし、それが、夜空を照らし、星が見えないし、不気味だったことで、反対する人々が増え、環境省がガイドラインを作成、パチンコ店からサーチライトが消えた。

悪名高いパチンコ店でさえも、ガイドラインに従っているのにも関わらず、ゴルフ練習場がガン無視という事態になっている。
とはいえ、全てのゴルフ練習場が無視しているのではない。
僕の独自調査によれば、最も最悪なのが『第〜ゴルフパーク』で、他にも数軒ひどそうなのがあったが、ほとんどのゴルフ練習場は、それなりに対策をしていることがわかった。

数十年前のパチンコ店のように、どこもかしこもサーチライトというような状況と同じように、どこのゴルフ練習場も光を放ちまくっていれば世論が広がる可能性があるが、ほとんどのゴルフ練習場は、それなりの対策を講じており、一部の悪質な店舗だけがやっているため、世論が広まることはない。
さらに、上方の光というのは、周辺住民には危害を及ぼさない。
僕のように、上の方に住んでいる人間と、山の木々や野生動物、そして、夜空を楽しもうとする人々だけが被害を被る。
そのため、長野の公園廃止問題のように、非一世帯だけの苦情によって、、、ゴルフ練習場の光が変わることはないのだ。

長野公園問題は、公園の周りに住んでいる人にしかわからない。
僕のゴルフ場光問題も、僕と、言葉を話さない木々や動物にしかわからないのである。

ちなみに、松山市役所、松山市議会議員、愛媛県議会議員、環境省などに訴えたが、いずれもダメだった。
最後の手段は、裁判だが、光害に関する法律がない以上、実被害がなければ裁判にならない。
そこで、調停を行ったが、結果は、なしのつぶてであった。

松山市役所は、一応、ゴルフ練習場に出向いて話をしてくれたが、当然、そんなものは聞き入れられない。
松山市議会議員は、全員に無視された。
愛媛県議会議員の中には、数名、返事をくれ、話を聞いてくれる人もいたが、結局は、長年地元で活躍する企業と、山に住み始めた移住者では、味方につく側は歴然である。
環境省は、やはり、法律がなければ何もできないという、その点では、全員が同じ見解だ。

もちろん、条例というものもあるが、条例制定のための議員の協力は得られなかったし、条例は、制定以降の事項に効力を持つもので、それ以前に行われていることには無力なのだそう。
ただ、条例ができることで、条例に反していると訴えることはできるため、まったくの無駄ではないとは思っていたが、でも、まあ、当該ゴルフ練習場の経営者には響きはしないだろう。
なんせ、環境省のガイドラインは、平然と無視しているのだから。

長くなったが、光が半分に減り、眩しさは半減以上になった。
今のままであれば、もう、こうした文句はないかもしれない。
これが、半導体不足で修理ができないというのなら、半導体などいつまでも不足していてほしいし、これが、電気料金高騰による節約だとしたら、電気料金などどこまでも上がってほしいと願ってしまう。
とはいえ、今日、うちに来た電気料金の明細を見てビックリしたが、、、、1.5倍にはなっている。

というわけで、【半分の光、永遠に】を願う。

-MARK'S LIFE:日常, PROBREM:問題
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