ハクビシンとの戦い【柿争奪戦】の幕開け

すでに、ハクビシンとの柿争奪戦が始まっている。
ハクビシンは、果実が熟れるずっと前の、まだ青く小さなうちから食べ切ってしまう。
特に柿は、ほんの3cmにも満たないうちに、どんどん食べて食い尽くす。

ビワやスモモなどは、3〜4cmになればそれなりの大きさで、あとは熟れるのを待つだけなのだが、柿の場合は3cmでは、まだ赤ん坊。
それが、秋に向かって大きくなり、うちの柿で7-8cmにはなる。
奴らも、その頃まで待っていれば、体積として何倍もの果実を食べることが出来るのに、それを待てずに小さい状態で平らげてしまうのだ。

人間という生き物も、待てる人間と待てない人間がいる。
いや、人というよりも、待てる事柄と待てない事柄があるのかもしれない。
どちらにしても、待つ方が得する場合が多いのは事実である。

人のことはさておき、ハクビシンのことに戻る。
昨年は、夏の終わりにはほとんどが食べつくされ、残り4個となった時、なんとか防御して、この4個を守った。
柿の木は小さく、実る果実も数少ない。
そのため、奴らとの争奪戦では、1個たりとも渡すわけにはいかないのだ。

柿の木を電気柵で囲ったものの、昨夜、電柱を支えるためのワイヤーから乗り移ってきているようだった。
はっきりとは見えなかったが、ライトを当てた瞬間に、ワイヤーから何かが飛び降りた気がした。
木の周りは、電気柵を張り巡らせたし、電柱も囲っているが、電柱を支えるワイヤーから登っていくとは思わなかった。

電柱を支えるためのワイヤーの周りには、プラスチックのカバーが取り付けられてあり、表面はツルツルしている。
そのため、いくら何でも、こんなツルツルのところを登れはしないだろうと思っていたのだ。
しかし、そんな考えは甘いようだった。

それでも、僕は、この戦いに破れるわけにはいかない。
そのため、見た目は非常に悪いが、ワイヤーのプラスチック部分に、電気柵のアルミ線をぐるぐる巻きにしておいた。
これなら、ワイヤーを登ることはできないだろう。

このハクビシンとの戦いは、ビワとかスモモとか柿とかの問題以上の戦いになっている。
この3年間、やられ続け、舐められ続けた、しかし、今回は完膚なきまでに叩きのめす勢いでいる。
とはいえ、すでにビワでは完敗、スモモは2/3を取られているわけなので、ほとんど負けているのだが、だからこそ、最後の柿はなんとしても死守する。

ロールプレイングゲームのように、新たな敵はどんどん出てくる

次の敵は、モグラ。
たまに、FAN(犬)がモグラを捕獲していたが、それでも、まだまだいそうである。
畑に育っている植物が弱っている状態にある時、モグラの穴が原因であることが多いらしい。

うちの畑でも、ナスの苗が一本枯れた。
他の植物がある手前、土を掘り返すことができないが、たぶん、土の中を掘られてしまっている。
穴をつぶすだけではなく、モグラを捕獲できれば良いのだが・・・FANは期待できんしなぁ

そして、今年も出てきた、金のアブ。
黒いアブよりもひとまわり大きく、蜂に似せた模様をしている金色のアブが今年もきた。

この金のアブは、大きい分だけ叩きがいがある。
今はアブ自身が、子供のようで、動きがトロイ。
そのため、簡単に叩き落とせるのだが、これが8月になってくると、アブが成長し、スピードの動きも早くなってくる。
そのため、格段に叩きにくい。

だが、そんな奴らを、バシバシと叩き落としていくのが、一つの夏の楽しみでもある。
アブは、ゆっくりと後ろから近づいてくる傾向にはあるが、蚊と違って羽音がうるさく、サイズも大きい、そして刺すのではなく噛むので、やや時間がかかるらしく、肌に止まった瞬間に叩けば被害はない。
そのため、ブンブンとうざい存在ではあるが、ゲームとして考えれば、面白いものである。

さて、僕の戦いはまだまだ続くぞ!

-MARK'S LIFE:日常, PROBREM:問題, SEASONAL FOOD:季節の食べ物
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