ポイントで、物をもらうってこと

もう、十何年も前のこと。クレジットカードのポイントがたまって、デジタルの置き時計をもらった。それが、初めての景品交換ではないとは思うが、いまだに手元にあって現役で活躍してくれている景品では、最古である。

今では、いろんなポイントがあって、スーパーでも、個人商店でもやっているし、マイルが航空券になったり、マネーポイントなどのお金そのもののようなものもある。

僕が、この時計をもらった当時、ポイントを他のポイントに移行したり、現金として使えたりすることはなく、景品リストの中から利用ポイントに応じた商品をもらえるというだけのものだった。その景品リストにあるものというのは、特に欲しいようなものはなく、本当にThe 景品のようなものばかりだった。

現代では、欲しいものがない場合でも、消耗品や食品を選べたりするので便利だが、そういったものもなく、消去法で残ったものが時計だった。時計なら使うし、いくつあっても困るものではない。ただ、ポイントをお金に換算すると、1万円とか2万円とか結構な高額分があったのだが、そんなに高い時計が欲しいわけでもなかったのに、選択肢がなかったため、仕方なくこの時計にしたのだ。

この時計、時計だけじゃなく、カレンダーやアラームはもちろん、温度計、湿度計、気圧計、天気予報、月の満ち欠けなども表示する。カレンダーは英語の他に何ヶ国語が対応している。さすが、高いだけのことはあって多機能なのだ。さらに言えば、すでに十何年か、二十年近くは経過しているのだが、いまだに現役。デジタル時計としては異例の耐久性ではないかと思う。
やはり、景品とは言え、高額な商品というのは、いいものなんだと実感させられる。

マネー系ポイント

さて、話は変わるが、いつの間にか、ヤフオクでの販売代金が振り込みではなく、Yahooマネーなるものによって支払われる?ようになっている。このYahooマネーから振り込み依頼をすると手数料を取られるという。新手の詐欺のような代物なのだが、こうしたマネー系ポイントは、実は、利用価値が高い。

現金というのは、動くとその動いた額に応じて税金を加算される。しかし、ポイントは、今の所、申告義務もないし、課税の対象になっていない。なので、ポイントで受け取った代金などは、現金か預金への入金を行わなければ「入金」にならないのだ。ってことは、収入としてカウントされずに、所得税の対象にならない。現代の抜け穴といってもいいだろう。

クオカード付き宿泊プラン

宿泊先を探すサイト「じゃらん」をみると、宿泊プランの中に、同じ部屋と食事なのに金額が異なるプランがある。よくみると「クオカード1000円分付き」とか書いてある。これは、会社などで宿泊費が出る場合、このクオカード付きプランにしておけば、クオカードの分だけ自分が得をするというものだ。厳密に言えば、これは詐称だと思うし、それが上司にわかってしまったら、昇級や昇進を見送ったりされても仕方がない。うーん、やっぱり、そこらへんは真面目一本がいいな。

結局のところ

ポイントも、もらいすぎ注意って事だ。以前、税理士さんと話をしていて、マイルやポイントも数百万円単位くらいになると、さすがに、税務署から指摘されるのではないかと言っていた。まあ、そうだろうな。

そして、結局、真面目が一番得かもしれないってこと。最近、フォレスト・ガンプを観た。以前も観たけど改めて。映画の中で、フォレストは、真面目一本!結果、彼の人生は悪くない。それよりも、人から見たら羨ましいほどかもしれない。一時的には、損に見えても、結果としては「損して得とれ」状態となっている。これを「所詮映画だ」と一蹴することもできるのだが、僕的には、意外にも現実的だと感じている。

そして「安物買いの銭失い」にならないように、なるべくいいものを買うということ。結局、このポイントでもらった高そうなデジタル時計は、もう、二十年近く動いているのだから。僕は職業柄カメラをたくさん扱うが、やっぱり結局、フラッグシップモデルが最も活躍して、最も耐久性が高くて、最も高く売れるので、結局は、コスパは最もいいってことを知っている。

話が、あっちゃこっちゃなってしまったが、まあ、そういうわけで。

-MARK'S BRAIN:思考, MONEY:お金